【乃愛side】 ……あれ? そこ、男子の席じゃない? 黒髪パーマの女の子が座った席は先程 麟太郎と話していた窓側の1番後ろの席。 「…麟太郎、あの子何者?」 「だーかーらー、さっきから言ってんじゃん!姫だってば!」 「あの子が姫かー…。あたしと真逆の女の子じゃん。」 当たり前のように聞くと麟太郎は「は?」という表情のあとに、間髪入れずに突然爆笑しだした。