あれは中学二年のこと。


あたしはゆうすけ先輩が好きだった。

「姫菜!今日、するんだって??
がんばってよね!絶対okされるよ。」

ゆうりちゃんが目を輝かせてあたしに言った。


正直あたしもokされるとおもっっていた。

自分は一番仲がよかったから。



「ごめんね...。俺、だめなんだ。
だめだ。姫菜ちゃんのこと...。守ってやれない。」

えっ....。

嘘でしょ。


「あたし守ってくれなんてゆってないです。
ただ付き合ってほしいだけなのに?それもだめですか?」


あたしはとまどってた。

こんなの...嘘に決まってる!


って思ってたのに。


「ごめんっ...。」

先輩は走っていってしまった。