千尋が召使として、一週間ぐらい経ったと思われる頃。


千尋は、世話をするたびにかぐや姫を褒め称えていました。

そのお陰かは分からないが、徐々にかぐや姫と千尋の仲はよくなっていきました。


かぐや姫本人は、褒められるたびに照れていて調子に乗ることはありませんでした。



このまま、私達の仲がもっと良くなればいいのに.......。


と、千尋が思っていた矢先に【かぐや姫】の物語では絶対に起こらないといけないイベント------


"5人の貴公子の熱烈な求婚"が起こったのです。


かぐや姫は、その美しい美貌からたくさんの人から求婚されていたのですが、かぐや姫はずっと断り続けていました。


しかし、この貴公子は諦めが悪く、かぐや姫は断りきれなかったのです。


本来の物語ならば、ここでかぐや姫が無理難題を申すところですが、今は【改造計画】の途中。


千尋が、【かぐや姫】の結末を変えるため求婚を断るのは私がやる!、と申し出て5人の貴公子を集めました。