「ちっ…眠っ…」



気だるい気分で家へと帰る。



1人暮らしのマンションまでは歩いて10分とかからない距離。



仕事のあとはその距離ですら長く思える。



金髪に近い髪、いくつものピアス、タバコをふかしながら歩く俺は、



誰から見てもまともな男には見えないだろう。



人にどう思われようといいんだ。



俺のことを自分が1番分かってればいい。



他の奴に理解してもらおうなんて、



思ったことねぇし・・・・・。



そんな自分がラクだ・・・・・そう思う自分がいる。