「何さっきからボケっーとしてんだよ。早くおかわり!!」



正弥のドリンクの催促の声に我に返る。



結婚後、俺の店に来る回数も減った正弥だが、



俺のダチであることには変わりはないんだ。



「おぅ。了解!!あんまり飲みすぎんなよ。リナちゃんに俺が怒られちまう」



「そんなことで怒ったりするようじゃあ、俺のカミさんは勤まらないって」



2杯目の水割りをグイっと流しこむ正弥。



その仕草はカッコよすぎだろっ。



女が見たら、確実に『落ちる』な。



そんな状況になったらヤバイよな。



さぁ、さぁ・・・・・女の客が来ないうちに・・・・・



リナちゃんのところへ帰れって。