結婚を決めた正弥は、仕事にもこれまで以上に前向きになっていった。



「男として当然だろ?。守っていく責任があるんだよっ」



照れながらそう話す正弥は、



本当に幸せそうだった。



ひたむきにただ真っ直ぐに愛せる女を守り、想う正弥。



そして俺は、



そんな『俺の知らない正弥』になっていく、



そんな正弥を見ていくうちに、



心の中に湧き出てきた感情に気づく。



祝福の気持ち。



心からの『おめでとう』の思い。