『結婚』という文字とダチとしての『正弥』を、



俺は上手く重ね合わすことが出来ずにいたんだ。



でも正弥は笑顔だった。



そして、



俺の戸惑いを見透かしたように、



「リナと最初に会った時さ、なんでだか他の女とは違って見えた。理由なんか分からない・・・・・理由なんてないのかもしれない。そういう女は絶対いるんだよ。それは優人、お前にだってな」



と、言った。



ふと見た、正弥は俺が今まで見たことがない、



とても優しい目をしていた。



俺にもそんな女が現れるってか??



それはないな。興味ねぇよ。