こうしてまあくんと話してても、以前とは違うものを感じる。
まあくんも、私も、この4年の間に、少しずつ変わっていたんだ。
まあくんは水を飲みこちらを見る。
そのまっすぐな瞳は、前と全く変わらない。
「吉住さん。
今でも、俺と付き合うのはありえないって思ってる?」
「グリーンの日記見てここに来たクセに、まだそういうこと訊くの?」
恥ずかしくなり、私は頬を膨らませる。
「吉住さんに好きって言われたくて、会いに来た。
聞かせてよ。あの時の、正直な返事」
「……意地悪……」
「うん。吉住さん限定でね。
でも、ちゃんと付き合ってくれるなら意地悪しない。
安心して、委ねて下さい」
いつの間にか、こんなに余裕のある人になっていたまあくん。
時間の流れがそうさせたのか、それとも……。
今では素直に、好きと言える。
まあくんと、あの頃始まった恋の続きをしよう。
もう、見失わない。
【完】


