4年、待ってた。


まあくんがそこまで話し終えると、

「お待たせしました~」

注文していたオムライスが運ばれてきた。

続いて、まあくんが注文していた物も。

店員の登場でまあくんの話に浸る余韻(よいん)がなくなったなぁと内心ガッカリしつつまあくんの皿を見ると、私と同じオムライスが乗っていた。

「まあくん、オムライス好きだっけ?」

「好きですよ。

吉住さん、俺のこと知らなさすぎです。

バイトの休憩中、あれだけ一緒にまかない(バイトの食事)食べてたのに」

「そっ、それは……」

慌てる私を見て、まあくんはホッコリと笑った。

「吉住さんて、相変わらず年上っぽくないっすよね。

今でもまだ、階段でよろけてヒール落としたりします?」

私のスーツ姿を見て、まあくんはニヤリと笑った。

「失礼な! さすがに慣れたよ。

もうすぐ就職して一年経つんだから」

「あはは!

吉住さん、ムキになるクセは相変わらずだね。

可愛いっ」

「まあくんも、そうやって大人をからかって面白がる子供っぽさは、ちっとも変わってないね」

私も負けじと反撃してやった。