4年、待ってた。


しばらく人間観察をしてみたけどそれにも飽きてくる。


注文した料理が運ばれてくるまでの間、私は時間つぶしにケータイからグリーンにアクセスしてみた。

パソコンからもアクセスできるし、ケータイからも見れるSNSだから、非常に便利だ。


昨日日記を更新したせいか、久しぶりに10人以上のユーザーから足跡を付けられている。

なんとなく嬉しいと思ってしまうこの感覚が、ちょっとだけ懐かしい。

まあくんからのコメントはないとわかっているけど、つい確かめてしまった。

やっぱり、あるわけないか。向こうは退会してるんだし。


むなしくなってケータイを閉じる。


あのころは、毎日のようにコメントしてくれてたもんなぁ……。


ふと顔をあげると、正面に見える出入口付近で接客している店員の姿があった。

大学生っぽい男の子が一人で来店してきたようで、その相手をしている。

こんな時間に、ああいう年齢の子が一人でやって来るなんて珍しいな、と、元バイト店員の私は思った。

その学生は、案内役の店員と話しつつこっちを指さしている。


「――――!」

目を疑った。

動揺のあまり、全身の血が逆流したような感覚になる。

彼はまっすぐこっちにやってきて、元から約束していたかのように、自然な動きで私の向かい側に腰を下ろした。