大学在学中、4年間バイトをさせてもらったファミレス。
卒業して社会人になってからは、忙しいのもあり一度も訪ねていなかったけど、日記を更新した翌日、久しぶりに足を運んでみた。
仕事帰り、スーツ姿のまま入った週末のファミレスは、私には場違いな気がした。
大学生や制服姿の高校生が多く、男女グループで楽しげにはしゃいでいる団体客ばかりで。
私も、学生の頃はあんな風だったのかな。
あの頃は何かと悩むことも多かったけど、社会人やってる今と違ってプレッシャーもなく、ずいぶん気が楽だったよなあ。
私はすっかり年老いた気分で、窓際のテーブル席についた。
メニューを開きつつバイト店員に目をやると、私が働いていた頃のメンバーではなくなっていた。
それが当たり前なのだけど、やっぱり少し切なかった。
4年前、私とまあくんはここの制服を着て、一緒に働いていたんだな……。
大切な人ほど、近くに居すぎるとそうだと分からないのかもしれない。
まあくんやバイト仲間と過ごした遠い日々を思い起こすと愛おしい気持ちになり、仕事で疲れた気分が癒された。
適当にメニューを選び店員に注文すると、ほお杖をついて目の動きだけで店内を見回してみる。


