「こんな話、年下のまあくんに話すのは恥ずかしくもあるんだけど……。
私、ずっと、自分に自信がなかった」
私は、今までのことをまあくんに話した。
「真央実っていう幼なじみがいるんだけど、その子はすごく可愛くて、明るくて、友達もたくさんいるような完璧なコで。
私はいつも、その子と比べられてた。
一緒にいたからかな?
小学生の頃からそうだった。今も……」
「知ってます。
この前店に来てた、派手目な人っすよね」
真央実はよく、私達のバイト先にご飯を食べに来るから、接客係のまあくんにも見覚えがあるらしい。
「うん、その子だよ。
でも、芳は真央実じゃなく、私がいいって言ってくれてさ。
それがむしょうに嬉しくて。
男の人に認められた気になって、浮かれてた」
「……そうだったんすか」
まあくんはずっと、あいづちを打ちつつ私の話を聞いてくれていた。
「私はただ、自分のプライドを満たしたかっただけで、純粋に芳を好きじゃなかったのかもしれない」
「そんなことないっすよ。
吉住さんは、ちゃんと芳さんを好きだったはずです。
じゃなきゃ、グリーンにあんな日記載せないよ」


