4年、待ってた。


「それは……。吉住さんのこと心配だったから……」

「ありがとう」

素直に感謝した。

私もまあくんに続く形で紅茶を口にし、ため息をつく。

「まあくんがいなかったら、今頃一人でウジウジしてた。

さっき、電話でいろいろ聞いてくれたじゃん?

私と一緒になって芳のグチ言ってくれたり、共感してくれたり、そういうの嬉しかった。

まあくんとグリ友でよかった」

「吉住さん……」

まあくんは切なげな目でこっちを見る。

その目に、別の感情を覚えてしまいそうになったから、わざと視線を外した。


「……多分、芳とは別れる」

何を期待したのか。

まあくんからもっと優しい言葉を引き出したかったからなのか。

私は、言うつもりのなかった芳のことを、口にしていた。