しばらく続いた長めの沈黙がこわかった。
まあくんは普段のヘラヘラした口調に戻り、
『ううん、今の忘れてください。
俺なんかが吉住さんに相手されるわけないって、最初からわかってますから』
「んん……。そう?
あははは、ビックリしたぁ。
まあくんいきなり変わるんだもん」
『ですよねー』
なんだ、冗談か……。
あまり深い意味はないんだな。
ちょっとだけガッカリしてる自分が意外だった。
本当に冗談なの?って、さぐりを入れてしまいたくなったけど、まあくんに合わせて流した。
電話で表情が見えないから、よけいにつかめない……。
「まあくんみたいな人にとっては、そういう告白も慣れっコだよね。
うらやましいよぉ」
『吉住さん、ひどいっす』
「だってホントのことだしー」
『そんなこと言うと、吉住さんちまで行っちゃいますよ!』
「ウチの場所知らないクセにー」
まあくんは、本気なのか冗談なのか。


