「ねぇ、とーる?」 「ん?」 いつものように優しい笑顔で返事をするとーる、 「やっぱ痛いのかな…」 「大丈夫だよ、」 そう笑ってぽんぽんとあたしの頭を軽く叩く、今日のとーるはなんだか頼もしい、 「優しくしてね…?」 「うん、頑張る…いくよ、」 ――パチンという音とともに、その瞬間、激痛が走った、 「痛い~~~!!」