「俺の方が絶対れんのことスキだから、」

「そ、そんなこと!俺、頑張ります!」

「何?それ宣戦布告?」


とーるの声がいつもより低い、

二人が言い合ってるのにいつもと違うとーるにかっこいいと瞳を輝かせてしまっているあたし。


「はい!御波先輩を振り向かせてみせます。」

「…ふーん。ま、頑張れば?」


とーるはそういいながらあたしの手を引っ張って校舎のなかへ足を向けた。


「絶対渡さないけど、」


最後に冷たい目をしながら一言植田くんに投げつけて。





…やばい、

今の録音したかった。