『ちなみに詳しくは
教えてもらえません、よね?

私、そういうの興味あって・・・』





サルコはこっちをみてニヤリと笑った





「・・・実は・・・」



『実は・・・?』



「教えられませんよ」



『ですよね・・・』





期待させないでよ・・・
流石に教えるほどバカじゃないか






『・・・はぁ』






ミクライにいる仲間が恋しいです・・・





******


それから2時間、サルコは問題を起こさなかった





『んーっ、着いたぁ』



「お疲れ様デス

じゃあまた会えるといいデスね」



『さよなら』





と、いいつつ跡をつける

ここまで来て逃がすわけにはいけないからね


サルコが空港を出ようとしたときだった





「<止まれ!>」


「<手を上げて伏せるんだ>」





銃を持ったミクライの警察官がサルコを囲んだ






『おー、私の出る幕なーし

あ、遅刻してたんだった
早く行かなくちゃ!』



「どこに行くんだ?」



『本部にだよ!
早く行かないと怒鳴られちゃう!?』




そういえば誰と話してるんだ私。

さっきの声を思い出して額から汗が流れる



お、怒ってるよ今の声・・・
ちょっとドスきいてたもん





『ふ、あ・・・と
わ、私行かなくちゃ!!』