そして放課後――― 着替えを取りに行くために2人は足早に学校をあとにした。 「すぐ戻るから外で待ってて。何言われるか分かんないから」 紗夜はそう言って玄関をくぐった。 リビングにお母さんがいた。 「今日から2日利沙んとこに泊まるから」 「かってにすれば…」 それだけ聞いて自分の部屋に向かった。