どんなに悩んでも、たとえ司との関係に変化があったとしても、月曜日は必ずやってきて、仕事漬けの一週間が始まる。

重い体と気持ちを引きずりながら、私自身の見た目も感情も全てを仕事モードに切り替えて、大きく息を吐いて。

「おはようございます」

部署に入って、誰にともなく挨拶をして。

さあ、仕事仕事。

週明け早々の大きな仕事は新人研修の講義。

去年、あまりにもひどい新人の態度に怒り狂ってしまった研修に、今年も呼ばれてしまった私。

研修部の人たちは、私に何を期待しているんだか。

今年は決して気持ちを昂ぶらせない。落ち着いて、ちゃんと笑顔で。

何があっても怒るもんか。

始業前、慌ただしく研修の準備をしながら、そう誓った。