「「ただいま〜」」


いつも口をそろえるあいさつ。


龍芽の親は共働きで、
夜遅くまで帰って来ない。


家の家事は、ほとんど私の仕事。


「ねえ、今日の晩御飯余り物でいい?」


「お、全然いいけど!」


あっ、ケチャップ安売りしてる…

お一人様一本限りかあ〜。

こんな安くやってるの
めったにないし…


「龍芽〜ケチャップ買いに行こ?」


「別にいいけど。」


龍芽は私のことを断ったことはない。


それがなんとなく
気にはなっている。


スーパーに着くと、
ケチャップ売り場には
もうすでに主婦の人達が
押し寄せていた。


ラスト50本って所だろうか?