私達は順調な滑り出しだと思われた…
ところがある日私達に不幸が降りかかった
業間私と瞬ちゃんが話していると…
「おーい姫川3年の栗山先輩が呼んでるぞ」
「はい!今すぐいきますんじゃあ瞬ちゃんちょっと待っといて」

そして…
「栗山先輩なんですか?呼び出したりして…」
「あの…なあ、姫川」
「はい。」
「俺さ、姫川のこと好きになったみたいなんだ」
「え?でも彼女がいるんじゃ…」
「ああ、アイツ?別れたお前のことが気になって仕方なくってさ」
「私のせいで別れちゃったんですか…」
「姫川のせいじゃないって!んでさ、俺と付き合ってくんねぇか?」
「いや…でも、私には瞬ちゃんが」
「瞬?瞬なんかとは別れてさ、俺と付き合おうよ」
私は一瞬戸惑ってしまった。
瞬ちゃんという私のことを一番わかっている人を
手放そうとしてしまった
「…少し時間をください」
私はそういってその場から逃げ出した

教室に帰ってみると
瞬ちゃんが待っていた。
「ちとっちゃんなんていってた?」
「…そんなの、いえないよ」
「おいおい、隠し事はなしだろ?」
「絶対言っても怒んない?」
「多分…いや絶対怒んないから言ってみろよ」
「栗山先輩に告白された…付き合ってほしいって…」