女子生徒の黄色い声。

そんな中、奴は爽やかな笑みを浮かべながら、私の前に立ちはだかる。




「雨宮さん、…今日も委員会だよ?」

「嫌、って言ったら…?」




そう呟くと、奴は私の肩に手をかけ、自らの顔を耳元に近づけて。




「拒否権なんてねぇの、分かってるんだろ…?」

「…っ!」




こうして私は、毎日完全に無理矢理、視聴覚室に連れて行かれる。













私のクラスには、
毎日放課後に、

隣から悪魔がやってきます。