バカメンズ



チカがケチャップを買いに行った後、俺たちはこれからの計画について地面に座りながら話し合った。




「映像送るって事はビデオカメラとかいるんだよな?」


「別に写真でもいいだろ。デジカメとかで撮ってさ。」


「デジカメなら俺の家にあるから取ってくるわ。」


リョウはそう言って立ち上がった。


「1人で大丈夫かよ?」


「さぁな。」


「だったら俺も付いてく。」


ワタルがそう言って立ち上がった。


「お前が1番危ねぇんだぞ。」


「大丈夫だって。」


「まぁ…2人とも気を付けろよ。」


「おー。」

「お前もな。」





「じゃあ俺もチャリ取ってくるかな。」


今度はヨシトが立ち上がる。


「チャリなんていらねーだろ。」


「いや、もしもの時の為にな。なんかの役に立つかもしれねーし。」


「どーだか。まぁ、気を付けろよ。」


「おーらい。」






こうして公園には俺とアスカちゃんだけになった。



「ったく、みんな行っちまいやがってよー…。」


「あはは、けどみんな仲いいよね。」


アスカちゃんが少し寂しそうに言った。