バカメンズ



「マジでお願いします。」


「頼む!!」



リョウとヨシトも頭を下げた。


俺からも頼まねーと…。



「ごめんアスカちゃん…大して仲良くもないのにこんな事させてさ。けど、協力してくれないかな?」





俺たち男4人の頼みにアスカちゃんは…



「うん、いいよ。」


と、あっさり答えた。




「……マジ?」


あまりにも早い答えに少し唖然とした俺たち。



「うん、マジ。だって私が協力しなかったら誰か死んじゃうんでしょ?」


「…まぁ、な。」


「そんなの私も嫌だもん。だから、協力するよ。」


アスカちゃんはニッコリ笑って言った。





「けど…アスカ。」

「まぁまぁ、大丈夫だって。チカには迷惑かけないから。」


「いや…そうじゃなくて、あれは…」

「だから大丈夫だって。今までありがとね。」



女の子同士で会話をしているが、チカは納得がいかない様子だ。



「…ん〜、分かった。けど…アスカさ、あんた絶対に罰当たるよ。」


「かもね〜。」


「まぁ…頑張って。」




どうやら話がまとまったみたいだ。