「死ね!!」
パァン…
チカ渾身のビンタが飛んできた。
「い…ってぇえぇ!!」
それをもろに食らった左頬がピリピリと痛み始めた。
「自業自得よ!!バカアキラ!!」
「冗談じゃねーかよ…。」
「…ったく。てか、ちゃんと話してよね。」
「分かったって…。なぁ、こいつらに話してもいいか?」
一応ワタルとヨシトとリョウにOKをもらわないと…。
「俺はいいぜ。」
「俺も。アスカちゃんがいる前で言うのはちょっとアレだけどな。」
「もうバレちまったんだ。仕方ねーよ。…俺もいいぜ。」
多少の抵抗はあるが3人ともOKらしい。
よし…言うか。
「…チカ、簡単に言うぞ。」
俺はそう言ってからチカの顔を見た。
チカの顔はどこか強張っている。
「俺たちには今、どーしても200万が必要なんだ。」
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