「あっちぃ〜。」
コンビニから出ると太陽の光が溢れんばかりに降り注いでいた。
自然と汗が流れてくる。
そんな太陽の眩しさと暑さに耐えながら歩いていた時だ、
ピリリリリ…
俺の携帯が鳴った。
「誰だよ?」
気になるのか、ワタルが携帯を覗き込んで来る。
「…ヨシトだ。」
なんだあいつ?
すぐに携帯を開き、耳に当てた。
「もしもし?」
『アキラか!?』
「…どした?」
ヨシトは明らかに慌ててるような口調で話してきた。
『警察が来た!!』
は?
「…なんで?」
『知らねーよ!!いきなりワタルんちの前でパトカーが止まりやがったんだ!!お前らが何かミスったんじゃねーの!?』
「ミスってねーよ!!てか……お前ら大丈夫だったのか!?」
捕まったんじゃねぇだろーな!?
『リョウがすぐにサイレンの音に気付いたから間一髪で逃げれた…。』
「チカとアスカちゃんは?」
『…2人とも無理矢理連れてきた。……って、おい…やめろ!!チカ!!』
いきなり電話越しのヨシトがさっき以上に騒ぎ始めた。



