バカメンズ



「………どーよ?」



紙に書いてあった番号を照らし合わせたワタルは、ハァッとため息をついて一言ポツリと呟いた。



「……同じ番号だ。」



「はぁ?ならなんで間違えたんだよ?」


意味分からねぇ。





「……なぁ、アキラ。俺の手ぇ見てみろよ。」



そう言ってワタルは手を俺の顔の前にかざした。



「……お前。」


ワタルの手を見た俺は驚いた。






「びっくりしただろ?……スッゲー震えてるからな。」



ワタルの手は異常な程に震えていた。



「なんでこんな震えてんの?」




「まぁ、あれだ。緊張から来る震えだ。」




……



……





「そんなんで『任せろ』とか言ってんじゃねーよ!!全然任せられねーじゃねぇか!!」


「うっせー!!こんな電話掛けんだぞ!?誰だって緊張するに決まってんじゃねーか!!」


「だからってボタン押し間違えるか普通!?なんなんだテメーは!?」


「俺は俺だ!!」


「んな事聞いてねーよ!!バカ!!」


「お前に言われたくねーよバカ!!」










あぁ…


俺たち全然ダメだ…。