「キモいとか言うなよ。」
「キモいキモいキモい。」
「うぜー。」
「……で、なんであたしらを遊びに誘ったの?」
「…別に、理由なんかねーよ。遊びたいから遊ぶだけだっつーの。」
「…………。」
「……んだよ…?」
チカが何かを探るような目で俺を見ている。
その視線に耐えられなかった俺はチカから目を逸らした。
その瞬間だ…
「怪しい!!」
チカが叫んだ。
「はぁ!?なんでだよ!?」
「目逸らしたから!!」
「テメーがめっちゃ見てくるからだろーが!!」
「だって理由教えてくれないんだもん。気になるじゃーん。」
「だから理由なんて無いって言ってんだろーが!!」
「絶対ある!!」
「無い!!」
「ある!!」
「無い!!」
「あ…」
「はい終わりー。お前らうるせぇんだよ。」
俺とチカの言い争いはワタルによって止められた。
「ったく、人んち来てまで騒ぐなっつーの。……ウノ。」
「…何やってんのお前ら?」
「見りゃ分かるだろーが。」
いつの間にかアスカちゃんを含めた4人はウノをしていた。



