「なぁー…この後どうする?」
頭を拭きながらリョウが聞いてきた。
「んー…このまま解散するのもあれだしなー。」
…どうするかな?
「じゃあ飯食いに行かねぇ?」
早くも帰る準備が出来たヨシトが言った。
「さんせー。」
ワタルもヨシトの提案に乗った。
「じゃあそーするか。リョウはイイか?」
「異議なーし。」
簡単に全員の意見が揃った。
この4人で飯を食うときは場所が決まっている。
店のメニューも大体頭に入っている俺は何を食べようか考えた。
「…ドリアか、ハンバーグ……いや、和食でもいいかな?」
なかなか決まらない。
「おーい、アキラ行くぞ。」
俺が悩んでいる間に着替えを済ませた3人はスタスタと歩き始めた。
「早ぇーんだよ。」
「お前が遅ぇーの。」
ワタルにすかさず反論される。
「へーへー、急いで着替えますんであと30分待ってくださいなー。」
「やなこったー。」
…ったく、冗談が通じない奴らだ。



