心臓が口から飛び出そうだ…。
「……はい?」
俺は後ろを振り返り、警察と目を合わせた。
それに合わせて他の3人も振り返る。
「4、5日前の話なんだけど……ここに黒いカバンがあったらしいんだが、知らないかい?」
知ってます。よく知ってます。
けど、そんな事言えねー…。
「…し、知らないッスね。」
俺は嘘をついた。
「…そっか、ならいいんだ。」
警察はそうとだけ言って、またオッサンと会話を始めた。
何とかやり過ごせたと思ったのもつかの間…
「なんかあったんですか?」
リョウが余計な事を聞いた。
首突っ込んでんじゃねーよ…。
「あぁ……実はこの人の娘さんが誘拐されたらしいんだ。」
「誘拐!?」
「しっ!!声が大きいよ。だけど犯人からは警察に連絡するなと言われてたらしくてね…。」
「そ…それで?」
やばい、気になってきた…。



