バカメンズ



それから3日後、そろそろワタルも帰ってくるだろうと判断した俺たちは遊ぶ事にした。





「やっほー。」



ヨシトが例のチャリで俺の家に来た。



「おー、ヨシト3日ぶり。リョウは?一緒じゃねーの?」


「多分今来るんじゃねー?…あ、噂をすればなんとやらーってか。」



ヨシトの視線の先にはリョウがいた。



「よぉー。」


リョウが遠くから手を振った。


「3日ぶりー。」


俺も軽く手を挙げ返事をした。




「ワタルはまだ帰って来てねーの?」


「全然連絡もねーよ。」


「犯罪に巻き込まれてたりしてー。」


「笑えねーなそれ。」


「ははは。……ん?」





3人で適当な会話をしていたらヨシトの携帯が鳴った。



「はは、ワタルからだ。」



「おー…噂をすればなんとやらー。」



ヨシトは携帯を耳にあてた。


「もしもーし、元気してますかー?」


笑いながらワタルに話し掛けたヨシトだったが、すぐにその顔が険しくなった。




「……は?何言ってんの?………マジかよ!?……お前今どこに……おい!!ワタル!?………おい!!」