「あー楽しかった。」
「また行きてーな。」
ヨシトとリョウは電車の中で駅弁を食いながら会話をしている。
「次来る頃には金も無くなってるよ。」
「ははは、かもな。」
絶対無くなってるな。
いや、むしろ明日ぐらいには無くなってんじゃねーの?
「んで、今日はどーする?」
「カラオケでも行くかー。アキラも行くだろ?」
「いや、俺はやめとくよ。ちょっと用事もあるしな。」
ホントは用事なんて無いが、これ以上この2人といたら金銭感覚が狂いそうだ。
「マジかよー。仕方ねーな…ヨシト、2人で行くか。」
「そーだな。今度誘った時は絶対来いよなアキラ。」
「りょーかい。」
こうして地元に着いた俺は2人に別れを告げ、家に帰った。



