バカメンズ



『おー、前から行きたかったんだよね。って事で2、3日は帰らねーから。』


「テメー…せめて俺らに一言言ってからにしろよ。」


『ははは、まぁお土産買ってくから勘弁してくれ。』



「…へーへー。まぁ、犯罪に巻き込まれるなよー。」


『おー、気を付けるわ。んじゃ、切るぞー。』


「あ、1つだけ言わせろ。」


『あー、なによ?』



「お前の携帯の着信音だっけ?あれやめろ。」


『あぁ〜…女の声がしたやつか。びっくりしただろ?』


「おー、間違ったかと思ったっての。」


『ははは。だっせー。』


「うっせーよ。まぁ…切るわ。じゃーな。」


『おー。』





俺は携帯を閉じ、ポケットにしまった。



「どこにいるってー?」


ヨシトが自分の携帯をいじりながら聞いてきた。



「東京だってよ。」


「東京!?あいつも好き勝手やってんねー。」



「ホントだよ…。」




チャリに焼き肉に東京…




どーやら俺以外の3人は50万をあっさり使い始めたようだった。