バカメンズ



「お前寝過ぎだろー。」


そんなリョウの姿を見たヨシトは呆れたように言った。


「違ぇーよ…その逆だ。……よいしょっ…と。」


リョウはムクッと体を起こしこっちを見た。



が、



「…なんて顔してんだ。」

「ぎゃはは!!ブッサイクな顔してんなー。」


リョウはまるで別人のような腫れぼったい顔をしていた。



「昨日友達と焼き肉行ってよー…その後そこら中回って遊んでたんだ。」


リョウの声にはまったく覇気がない。



「あー、寝てねぇんだ。」


「そーゆう事…。あ゙ー…酒飲みすぎて気持ち悪ぃ…。」


そう言ってリョウは再びベッドに倒れ込んだ。



「未成年が酒飲んでんじゃねーよ。」



「たまにはいいだろーが。……ゔぇ。」



「…大丈夫かよ。」


「吐いたりすんなよー。」


「…保証は出来ねー。」



…もうこいつはダメだな。




「てか、ワタルは?」


もう時計は1時を回っている。



「…さぁ?まだ来てねーよ。」



「…何やってんだあいつ。」



「電話してみよーぜ。」





「そーだな。」