「………。」
しばしの沈黙が流れたが、すぐに破られた。
「何でもっと早く言わねぇんだよ!?」
「いや…もしかしたら他にも誘拐された人がいたのかもって。」
「そんな都合良く同じ街で誘拐が起きる訳ねぇだろ!!」
あぁ…
俺たちはなんの為に警察をぶん殴ってまで逃げてたんだよ…。
つーか…
「何で脅迫電話なんか掛けたんだよ!?」
「アスカがどーしてもって言うから…。」
「どーして!?」
アスカちゃんの方を見ると、アスカちゃんは俯いたまま話し始めた。
「…お父さんが、私の事をどれだけ大切に思ってくれてるのか……知りたかったんだ。」
「…ほら、アスカのお父さんって社長じゃん?だから忙しくてアスカに構ってくれなくなったの。」
そーいや、そんな事話してたよな。
「私が誘拐されたって聞いたら、お父さんはどんな反応するかな?って思って…。」
「それで?」
「とりあえず手始めに200万を身代金として要求した訳。」
「だけど、お父さんはその200万を払ってくれなかった。……娘よりお金だったんだよ。」
その言葉を聞いた俺たち男4人…
考えてる事は一緒だろう。
「なぁ…今お前らが考えてる事、言い当ててやるか?」
ワタルが口を開いた。
「その必要はねぇだろ…。」
「あぁ。せーので口に出しても絶対に揃うと思うぞ。」
「…じゃあ、口に出そーぜ。」
……せーの
ホントにごめんなさい
「…綺麗に揃ったな。」



