何やら意味深な発言をしたチカに注目が集まる。
「…この事ってどの事だよ?」
「んーと……実は…。」
そこまで言ってチカは黙ってしまった。
「…言えよ。気になるじゃねーか。」
「私たちもね、脅迫電話掛けたんだ。」
チカの代わりにアスカちゃんが口を開いた。
「…はい?」
「アキラ達から最初に話聞いた時にさ、もしかしたらーって思ってたんだけど…。」
チカも口を開いた。
「…話の内容が掴めねぇんだけど?」
「だから……ホンット1番最初にあの人、つまりアスカのお父さんに脅迫電話を掛けて、200万を要求したのはあたし達なんだ。」
……。
「その後にアキラくん達がお父さんから誘拐の事とか身代金の話を聞いたんだと思う。」
………。
「…って事は何だ?あのオッサンが話してた娘ってのはアスカちゃんで、身代金を要求してたのはチカ……?」
「…うん、多分。」
………。
「じゃあ、もしかして……俺たちが今までやってきた事って……。」
俺たち4人はお互いの顔を見ながら悟った。
「……まったくの無意味?」



