「……ん?」
リョウが何かに気付いたようだ。
「アスカちゃんの親ってさ……あのオッサン?」
どーしたんだ?
「うん、そーだよ。あの人。」
そう言ってアスカちゃんは指を差した。
どんな親なんだろう…
それが気になった俺は、アスカちゃんが指差した先を辿っていった。
「…ん?」
辿っていったのはいいけど…
「なぁ、リョウ。」
「…アキラも気付いた?」
「あ、やっぱり……あのオッサン?」
「どーしたんだよ?」
ヨシトが声を掛けてきた。
「いや、ヨシトもワタルもあれ見ろよ。」
「あー?……って、あれ…。」
俺たちが指差した方向を見たヨシトとワタルは固まった。
「な、なななんで……」
ヨシトの声が震えてる。
「あ、あれ…アスカちゃんのお父さん?」
「うん。」
どーやら全員の意見が一致したようだ。
「あのオッサン、あの時のオッサンじゃねーか!!」
「なんで!?オッサンの娘が誘拐されたって……え?」
「オッサンの娘って……アスカ、ちゃん?」
「アスカちゃん…姉妹いる?」
「ううん、私は1人ッ子だよ。」
はぁ?
意味分かんねぇ意味分かんねぇ…。
「オッサンの娘って誘拐されたんじゃねーのかよ?どーゆう事だ…?」
もう俺たち4人の頭はこんがらがってしまった。
と、そこでチカが口を開いた。
「…やっぱり、この事だったんだ。」
と。



