バカメンズ



「…へへ、俺はカズさんを信じるッスよ。」


リョウはそう言って、カズさんの右拳に自分の右拳をコツン…と当てた。



「…私も。」


アスカちゃんもリョウと同じように拳を当てた。



「俺も信じる。さっきはすいませんでした、あんな態度とって。」


ワタルは軽く頭を下げてから拳を当てた。


「なーに、気にすんな。」



カズさんが笑いながらそう言った。



俺も…


「俺も信じる。」


カズさんのその右拳に誓う。



「よろしくな。」


「こっちこそ。だから絶対に守ってくださいよ。」


「はは、任せろ。」






あとは…


チカとヨシトか。




「まぁ、無理に信じろって言ってる訳じゃねぇんだ。別に差別とかしねーから安心しろ。」


そう言ってカズさんは腕を下ろそうとしたが…




「待って!!」「俺も!!」



チカとヨシトの声が被った。




「…あたしも信じます。」


先にそう言ったチカ。




「銀行強盗があった時の事は覚えてるし、正直怖い。…けど、カズさんはイイ人だって信じてます。」



スゥ…と拳を突き出したチカ。



「イイ人かどうかは分からねぇぞ?」



そう言いながらも、笑顔で応えたカズさん。






2人の拳がコツン…と当たった。