「はっ…ははは!!ちょーウケる。」
「ウケねぇーッスよ…。」
事情を知ったカズさんは他人事のように大笑いしている。
「はは…すまんすまん。けど、どーすんの?いつまでも逃げてらんねぇんだろ?」
「そりゃあ…そうッスけど。警察が多すぎて動くに動けねぇし…。」
「はぁぁ〜…男が行動も起こさねぇでグチグチ言ってんじゃねーよ。」
カズさんは盛大なため息をつき、驚きの言葉を発した。
「俺が手伝ってやる。」
「…え?」
「…はい?」
手伝ってやるって…?
「俺さ、トラックの運転手やってんだ。だからお前らの街まで乗せてってやる。」
「…マジッスか?」
「ただし!!乗せてくだけだ。後はお前らで何とかしろ。」
「じ……十分ッスよ!!マジでイイんスか!?」
「おぅ。」
「しゃあぁー!!」
ヤベェ!!カズさん最高!!
「街まで帰れたら行動しやすくなるよな!?」
「あぁ!!警察は俺たちがこっちにいると思ってるからな。」
希望が湧いてきたぁー!!



