「…もういいや。携帯は諦める。」
散々暴れまくったワタルは落ち着いたらしい。
「うだうだしてる時間もねぇし、そろそろ行こーぜ。」
話は本題に戻った。
「そーだな。」
「で、どこ行く?」
「駅とか行ってみねーか?案外警察もいないかもよ。」
そんな事を言ったリョウ。
「あほか。いるに決まってんじゃねーか。」
「いや、警察は俺たちが駅に来ないと思ってるはずだ。」
…どっから来るんだよその自信は。
「本ッ…当に大丈夫なんだろーな?」
「当たり前だろ。俺を何だと思ってんだよ?」
…
ただのバカだろ。
「…まぁ、行ってみるか。もし警察がいなかったら街に帰れる訳だしよ。」
「いやいや、あっちに帰っても警察いるだろ。」
「いずれは帰らねーとダメなんだからいつ帰っても一緒だよ。」
まぁ…ワタルの言う事も一理ありだな。
「よし…じゃあ行くか。」
「おー。」



