「お前らどこにいるんだよ?」
『トイレん中。』
「トイレ?」
トイレなんてあったかな…?
『入り口のすぐ横にないか?』
「……あるな。」
確かに入り口のすぐ横にそれらしい建物を見つけた。
『あったか?』
「おー、出てこいよ。」
『おーらい。』
しばらくその建物を見ていたら、中から男が3人出てきた。
「ハロー。」
1番前を歩いているリョウが手を振りながらこっちに来た。
「けど、スゲー偶然だよな。なんか運命感じちゃうよ。」
リョウの後ろにいたヨシトは何か気持ち悪い事を言っている。
「女子2人は?」
1番後ろはワタルだ。
「あそこだよ。」
俺が水道の方を指差すと、2人を見つけたヨシトがポツリと呟いた。
「わぉ…ゴリラが水浴びしてる。」
ゴリラ…じゃなくて、チカは頭を洗っているところだ。
「聞こえるぞヨシト。」
「大丈夫大丈夫。こんだけ離れてりゃ聞こえねーよ。」
だと、いーけど。
頭を洗い終えたチカとアスカちゃんが俺らに気付いたらしく、ゆっくりと向かってきた。
「2人ともお疲れー。」
ヨシトがそう言って、2人に近付いたが…
「誰がゴリラよ!!」
ゴツッ!!
「い゙っ!?」
思い切りチカに殴られた。
「いっ……てぇぇ〜。」
「だから聞こえるって言っただろ。」



