バカメンズ



「ワガママ言ってごめんねー。」


「別にー。つーか、ごめんって言ってる割りには全然反省してねーだろ?」


「あ、バレた?」


「バレバレ。」




こんな会話から始まった俺たち。











「なんか楽しーね。」


「全然だっつーの。マジで大変だよ。」


「えー?今までこんな経験した事ないから私はすっごい楽しいな。」



まぁ…

俺たちも200万を手にしてなかったらこんな経験はしてなかっただろーし…


アスカちゃんとも関わりなかっただろーし…





「…悪くはねーけどさ。」



「でしょ?何事も経験だよーってね。」



なんか不思議な子だな…。


思ったよりも全然明るいし、ポジティブだし…


こーゆうのを天真爛漫って言うんだろーか?


いや、ただのバカとも…




けど…


こんな子、好きかも。








「さっきの公園での会話の続き、話そっか。」



公園での会話…



あぁ…





「…そんなに好きな人の名前言いたいのか?」



「ダメ?」




「…いや、全然いいけど。」




話を断る理由もねーしな。