秘蜜の恋〜年上のあいつ〜

光太の部屋は意外ときれいだった。
「何飲む?」
「何でも、いいよ。」
「んじゃ、美奈の好きなオレンジジュースでええか?」
「覚えててくれたんだね。」
光太が隣に座った。
「当たり前や。美奈の好きな物は覚えてるで。」
ふとみせたその笑顔に
あたしはドキッとした。
あたしは無意識に光太の頬にキスしていた。

「え?」

へ?あたしなにしてんの?
やばい。恥ずかしい。
あたしはその場から逃げ出した。

「待てよ。なぁ、美奈は
俺のこと好きなん?」

ドキッ…

「そんな事、あるわけないでしょ!!」


「美奈、可愛すぎや…」

「あたしなんて、可愛くないよ!!」

突然、光太に抱きしめられた。

「美奈は、可愛いで。
昔から。意地張るとこも、恥ずかしがるとこも。」

え?それってどういうこと?
それって…
まるで…

好きって言ってるみたいだよ…?