1人は、ツインテール。1人は、ポニーテール。

「我ら…アイリと、ユウリ…。炎の騎士団団長リンネ様のお側役として、我らだけでも、共に…この世界で!」

再び跪く二人に、リンネは笑いかけた。

そして、二人に背を向けたまま、歩きだした。

「好きにしろ…」

少し離れたところで、リンネはそう呟くように言った。

「は……はっ!」

二人は、深々と頭を下げると、立ち上がり、リンネの後を、追い掛けた。