「キャハハハハッ! もぉ終わりですかぁ? “黒狼は女を大事にする” だからって全ての女に信用されてるとか思ってたお? ばっかじゃないの。 【snow】に説教なんてしなかったら、潰されずにすんだのにねぇ?」 うめき声が聞こえる倉庫の中、金色の髪をコテで巻き、ギャルメイクをした一人の少女がいた。 黒狼という名の暴走族の総長を足蹴りにしながら馬鹿にした様に言った少女。 足蹴りにされている総長の意識はもう無い。 徐に携帯を取り出すと、少女は電話を掛けた。 〈もしもし? もう終わったの?〉