ある夕方の拾いモノ -狐と私、時々愛-






―――翌日。


御前会議で、梗の処分が決まったらしい。
…無期限の幽閉、つまり、死罪にはならなかったと。


屋敷の縁側で愁の足の間にすっぽり収まり、愁を背もたれにして座る私にそう告げると、愁は私の肩に額をつけて思い息を吐いた。



「ぬしは我のことも考えたのだろう?…あやつは腐っても我が弟故」


「お見通しだねぇ」


「わが妻の心中くらい察せるわ」


それだけ告げると、愁は私の顔を愁の方に無理矢理向かせた。


最初は触れるだけのキスだったのに、だんだん深く濃厚になっていく。
誰が来るかわからない縁側で、長い時間そうしていた私たちはどちらともなく離れた。


愁の輝く銀髪が風になびいて、私はそれを手に取る。