君にはわからせない気持ち



うっすらと目を開けるとそこには秋の顔がドアップであった。




「俺がキスするとでも思った?」




「っ!」




「してほしいならしてやるけど?」




「…っ!結構です!もういい!じゃあね!」




私は秋の隙をついて腕を払い、図書室から出て行った。


結局質問の答えは聞けなかった。