だんだんと秋の顔が近づいてきた。


ヤバい…逃げないと…




パシッ




秋を殴ろうとした手は秋もうの片方の手でおさえられてしまった。


だめだ。もう間に合わない…


私はあきらめ、固く目を閉じた。




しかし、いつまでもその感触はやってこなかった。