君にはわからせない気持ち



昼休み。




「菊花!もしかしたら愛しの君に呼び出されるかもよ?それじゃね。」




樹里は鼻歌を歌いながら教室を出て行った。



愛しの君?
それって秋のこと?



ないないないない…


一体何日ろくに話してないと思ってるのよ……




すると、私のポケットの中の携帯が震えた。