「話聞いてもらえると、最初は戸惑うけどスッキリするでしょ?」 「うん。」 誰かに聞いてもらうことがこんなに嬉しいだなんて思わなかったよ。 「きっと時島君は勘違いしてるだけだよ。」 その言葉を最後に樹里と別れた。 私はその夜、久しぶりにぐっすりと眠れた。